下図左は、植物の分裂組織から切り出した10000個の細胞のDNA量を調べたものである。 また下図右上は10000個の細胞の中で、間期と分裂期の各時期にある細胞の個数を調べたものである。 下図右下は培養した細胞の細胞数の増加の様子を調べたものである。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 答 20時間 解説 分裂組織の細胞は五月雨式に分裂をして増加していく。細胞数が元の2倍になるまでにかかる時間が1細胞周期と考えてよい。 細胞数が2の累乗になるデータの場合には計算しやすいが、10の倍数の時は以下の換算式を使う。 10の3乗(1000)≒1024=2の10乗(10細胞周期) この場合、10細胞周期が200時間とわかるので細胞周期は20時間。 問2 この組織で分裂期、またその中でも時に前期にかかる時間を求めよ。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 答 分裂期 1時間 前期 24分 解説 切り出した分裂中の組織中で各時期の個数%≒時間% と考えてよい。 10000個中、500個が分裂期なので、 時間比は5/100 =1/20 また分裂期の中で前期の時間は2/5 60分(1時間)×2/5=24分 問3 右図で、@ABの時期はどの時期か? ↓ ↓ 答 @G1期 AS期 BG2期 M期 問4 G1,S,G2期、にかかる時間を求めよ。 ↓ ↓ ↓ ↓ 答 G1期 10時間 S期 5時間 G2期 4時間 解説 左図でG1:S:G2+M =10:5:5. Mは1時間なのでG2は4時間 問5 DNA合成阻害剤を添加し、20時間以上経過させるとDNA量・細胞数グラフはどうなるか?(図示できないので言葉で説明せよ) ↓ ↓ ↓ ↓ 答 S期は進まず、G2期・M期は進んでG1期になり、G1期からはS期に入る入口で止るので、DNA量は1のみが増加し、2の細胞数はなくなり、1〜2までは現状維持のグラフ |