今日は設問はなしに、遺伝・遺伝子の研究の歴史年表を把握しましょう。画像もなしです。 (なお年号は解釈によって1・2年ずれますし、「だいたい」の流れを聞かれても年号そのものは聞かれないので流れを抑えていただければ結構です) 1865年以前 「絵の具」モデル ●1865年 メンデル、遺伝三法則発見 ●1869年 ミーシャ、核酸発見 ●1900年 メンデル法則再発見(ドフリース・コレンス・チェルマク) 02年 サットン「染色体説」(遺伝子は染色体上)提唱 ●26年 モーガン「染色体説」確認(「遺伝子説」) 以降、遺伝子本体はタンパク質?DNA?論争 (27年 マラー人為突然変異の誘発) (28年 グリフィス、肺炎双球菌・形質転換実験) ●43年 アベリー、肺炎双球菌・形質転換実験で「遺伝子はDNA」確認 45年 ビードル・テータム「一遺伝子一酵素説」 (52年ハーシー・チェイス「遺伝子はDNA」確認) (大腸菌に感染するT2ファージ実験) ●53年 ワトソン・クリックDNA二重らせんモデル ・ウイルキンスの協力 ・ロザリンド・フランクリンX線回折写真 ・シャルガフ A=T、G=C (58年メセルソン・スタール DNAの半保存的複製証明) (61年 ジャコブ・モノー、オペロン説提唱) 66年 オチョア・コラーナ・ニーレンバーク「遺伝暗号」解読 ●73年 遺伝子組換え実験(コーエン) 75年 アシロマ会議(Asilomar conference) 物理学的封じ込め・生物学的封じ込め (77年 ユネスコ「ヒトゲノムと人権に関する世界宣言」) (88年 ヒトゲノム解読国際プロジェクト、スタート) (89年 バイオセイフティのためのカルタヘナ議定書(Cartagena Protocol on Biosafety) 採択(2004年発効、日本では関連法が2003年施行) ●2003年 ヒトゲノム全塩基配列解読 細かい年号はいいが、だいたいの流れを知っておいてほしい。 ●の所が重要な節目と考えて把握するとよい。 |