★設問1 胚の色が異なるイモリ(スジイモリとクシイモリ)の予定胚域を交換移植するなどして、予定運命の決定時期を調べた人は誰か? ↓ ↓ ↓ (考える) ↓ ↓ 答 シュペーマン(助手はマンゴルド) ★設問2 2種の胚の色の違うイモリ(スジイモリとクシイモリ)で予定表皮域の一部を予定神経域に移植した。 その実験を初期原腸胚で行った場合と初期神経胚で行った結果とその意味を書け。 ↓ ↓ ↓ (考える) ↓ ↓ ↓ 答 初期原腸胚ー神経に分化(移植先の運命に順応) 初期神経胚ー表皮に分化(出身場所の運命どうり分化) 外胚葉の発生運命の決定は初期原腸胚と初期神経胚の間になされる。 (後期原腸胚でなされる) ★設問3 初期原腸胚の原口背唇を、別の初期原腸胚の胞胚腔に移植した。どのようなことが起こるか。 ↓ ↓ ↓ (考える) ↓ ↓ ↓ 答 移植片を中心に2つ目の頭部(二次胚)が形成される。 ★設問4 原口背唇のように他の未分化の組織に働きかけて分化させる作用を何というか?またそのような作用を行う能力を持った原口背唇のような部位を何というか? ↓ ↓ ↓ (考える) ↓ ↓ ↓ 答 誘導(induction) 形成体(organizer) ★設問5 二次胚の断面図を調べた所以下の構造が見られた。 脊索 神経管 表皮 体節 腎節 側板 腸管 この中で移植片由来の組織は何か(それ以外は移植された側ー宿主ー)の由来となる。 ↓ ↓ ↓ (考える) ↓ ↓ ↓ 答 脊索・体節の脊索に近い部分の一部(両側とも) 以上の内容を図でまとめると以下のようになる。 右下の図は、二次胚ができた胚の断面図であり、 右下部分が移植した原口背唇によって誘導された二次胚、上部分がもともとの胚(宿主)自身の誘導でできた胚である。 赤部分は移植片に由来する |