設問1 受精卵が自ら食物を食べることができる幼生になるまでの過程を発生という。発生を英語で何というか? ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 答 development 解説 社会学でいう「発展」「開発」と同じ用語。環境問題で使う 持続的発展はsustainable development。 問2 発生は前半と後半に区分される。それぞれの時期を何というか? その時期を区分する出来事は? ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 答 前半ー卵割期(cleavage・受精卵〜胞胚) 後半ー形態形成期(morphogenesis・原腸胚〜幼生) 区分する出来事ー原腸の陥入(かんにゅう) 解説 医学などでは形態形成期の後に「器官形成期」を区分することもあるが、受験生物では2区分と考えてよい。「前半」「後半」という説明は便宜的なもので、実際は卵割期の時間のほうが短い。 問3 未受精卵・卵割期・形態形成期は核酸合成の量に差がある。@Aの核酸は何か?それをもとに、各時期の特徴を簡単に説明せよ。 ↓ ↓ ↓ ↓ 答 @RNA ADNA ・未受精卵ー卵割期に必要なRNAやタンパク質をあらかじめ合成しておき卵割に備えている。(この物質を「母性因子」と呼ぶ) ・卵割期ー細胞分裂を活発に行うのでDNA合成が多い ・形態形成期ー細胞分裂速度は鈍化し、その代わり細胞分化が始まるのでDNA合成量は減りRNA合成量が増えてくる。 問4 図下は成体での体細胞分裂の様子である。これと比較しながら卵割期(体細胞分裂の一種)の特徴を3点説明せよ。 ↓ ↓ ↓ ↓ 答 @細胞成長を伴わず次々に分裂(図のように成体の体細胞分裂では分裂後必ず細胞が成長している) A(同じ時期に細胞質分裂がおきる)同調分裂を行う(図のように成体の体細胞分裂は細胞周期の時期がずれ五月雨式に分裂を行う) B細胞分裂速度が速い。(成体の体細胞分裂ではG1・G2期にその都度、物質合成が必要で時間がかかるが、卵割期の場合、それらの物質が母性因子として蓄積されているため、その時間が短くて済む) |