1 1960年代に大腸菌の遺伝子発現の開始や抑制のしくみに関してたてられた説は?提唱者は? ↓ ↓ ↓ ↓ 答 オペロン説、ジャゴブ・モノ― 問2 ジャゴブ・モノ―が最初にオペロン説を唱えた遺伝子群はどのような遺伝子群か? ↓ ↓ ↓ ↓ 答 ラクトース分解酵素遺伝子群。 解説 ラクトース(乳糖)をグルコースとガラクトースに分解して利用するための酵素群 iac operonという固有名詞がついている。 問3 下図はラクトースオペロンの様子を示したものである。@〜Dの名称を答えよ。 なお青(ア)は遺伝子抑制の流れ、赤(イ)は遺伝子発現の流れを意味する。 ↓ ↓ ↓ ↓ 答 @調節遺伝子A調節タンパク質(リプレッサー)Bオペレータ ーCプロモーターDRNAポリメラーゼ 問4 ラクトースがない時の遺伝子発現抑制のしくみ(アの流れ)、 (グルコースがなく)ラクトースがある時に遺伝子発現のしくみを説明せよ。 ↓ ↓ ↓ ↓ ラクトースがない時 @調節遺伝子が発現し合成されたA調節タンパク質(リプレッサー)は、ラクトース分解酵素遺伝子群の 少し上流にあるBオペレーターに結合し、DRNAポリメラーゼがDNAに結合し転写を開始するのを 阻害するので遺伝子は発現しない。 (グルコースがなく)ラクトースがある場合 @調節遺伝子が発現し合成されたA調節タンパク質(リプレッサー)にラクトース代謝産物が結合し、オペレーターへの結合を阻害する。 するとRNAポリメラーゼはCプロモーターに自由に結合し、DNA上を移動し、ラクトース分解酵素群が転写・翻訳され 発現する。 |