問1 転写と翻訳の場所や時間に関して真核生物と原核生物はどのように異なるか? ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 答 真核生物は核内で転写が行われ、スプライシングされた後、核膜孔を通って細胞質にmRNAが移動し、細胞質のリボソームで翻訳が行われるので、転写・翻訳は場所も時間もずれている。 原核生物は、核膜に包まれた核がないため、転写と翻訳が同じ細胞質中でほぼ同時に行われる。 問2 下図は原核生物での転写翻訳の様子の電子顕微鏡写真である。(ただし実際はF〜Gの点線の構造は見えない) 黒線(@〜A) 赤●(B) 青線(C〜D) 黒●(E) 点線(F〜H) は何の構造を示すか? ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 答 黒線(@〜A) DNA 赤●(B) RNAポリメラーゼ 青線(C〜D) mRNA 黒●(E) リボソーム 点線(F〜H) タンパク質(ポリペプチド) 問3 この過程で真核生物ではおこなれるが、原核生物では行われないプロセスは何か? ↓ ↓ ↓ 答 スプライシング (別解 mRNAの移動) 問4 Bは@Aどちらの方向に進むか? @Aで転写開始点・終了点はそれぞれどちらか? リボソームはC→D、D→Cどちらに進むか? CDで5´末端と3´末端はそれぞれどちらか? FGでN末端とC末端はそれぞれどちらか? ↓ ↓ ↓ ↓ 答 BRNAポリメラーゼほ@→A方向へ進む @転写開始点 A転写終了点 リボソームはC→D方向に進む C5´末端 D3´末端 FN末端 GC末端 解説 mRNAで細胞質中に浮遊している末端側Cが最初に転写されたmRNA末端なので5´側。同様にタンパク質で細胞質中に浮遊している末端側 Fが最初に合成されたアミノ酸なのでN末端 |