おはよう。今日は駿台生物科講師の研究会で駿台箱根セミナーハウスに来ていて、箱根からの発信です。 ★設問1 ナトリウムポンプを担っている構造の名称は?Na+とK+の輸送の方向は? ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 答 Na+K+ATPアーゼ Na+ 細胞内→外 K+ 細胞外→内 ★設問2 ナトリウムポンプを停止させる方法としくみを2つ答えよ。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 1低温にするー酵素であるNa+K+ATPアーゼの働きが非常に弱くなる。 2、孤立放置させるーグルコース供給がなくなりATPが合成できないため能動輸送であるナトリウムポンプは停止する。 (ウアバインーNa+K+ATPアーゼの働きを阻害する) 設問3 ナトリウムポンプが停止した細胞のまわりの液にATPを加えた。ナトリウムポンプは再開するか? ↓ ↓ ↓ ↓ 再開しない。ATPはNa+K+ATPアーゼの細胞内部位に結合して働くため、細胞外からでは働かない。ATPは高分子で細胞膜を透過できない。 設問4 ATPを作るおおもとであるグルコースは細胞内にどのようにして入るか? ↓ ↓ ↓ ↓ 答 グルコーストランスポーター(Glut)を通って、細胞外から細胞内に促進拡散(受動輸送)される。 以上のことをまとめた図が以下です。 なお能動輸送の代表がナトリウムポンプですが、カルシウムポンプなど他の能動輸送もありますので、ナトリウムポンプだけとは思わないでください。 |