★設問1 動物の卵割と植物の初期発生の相違点を述べよ。 ↓ ↓ ↓ (考える) ↓ ↓ ↓ 答 ・動物の卵割では細胞成長を伴わず分裂を繰り返すが、植物の初期発生では細胞成長をしながら細胞が積み重なっていく。 ★設問2 動物の形態形成期において見られる現象で、植物の初期発生 では見られない現象は? ↓ ↓ ↓ (考える) ↓ ↓ ↓ 答 原腸の陥入など細胞の移動。(植物では硬い細胞壁を持つ細胞が順々に積み重なり移動はしない) ★設問3 次の@〜Eの生物(群)名・卵の種類・卵割様式を答えよ。同じ言葉を複数回使ってよい。 (なおBの後半のみは動物極側から見た図、他は赤道面から見た図) (DはCに近いが少し異なる) ↓ @ウニ、哺乳類(ヒトなど)、等黄卵・等割 Aカエル、イモリー・端黄卵・不等割 B巻貝・端黄卵・らせん卵割 Cハ虫類・鳥類・端黄卵・盤割 D魚類・端黄卵・盤割 E昆虫類・甲殻類(エビ・カニ)・心黄卵・表割 なお等割・不等割という用語は2通りに使用される。ウニ・ヒト卵のように第3卵割(8細胞期)ぐらいまで等しい大きさの割球に卵割される卵割様式を等割、 カエル・イモリのように第2卵割(4細胞期)までは等しい大きさの割球に分かれるが、8細胞期あたりから大きさの差が出る卵割様式を不等割という。これがこの設問のような文脈での使い方である。 しかし、1回1回の卵割において等しい大きさの割球に分かれるかどうかを等割・不等割と表現することもある。その使い方の文脈では 「ウニは第1・2・3卵割は等割で、第4卵割以降は不等割になる」 「カエルは第1・2卵割は等割で、第3卵割以降は不等割になる」 と表現する。 設問がどちらの文脈で用語を使っているか考えながら使うようにしよう。(文脈で自然にわかるので、そんなに心配しなくても大丈夫ですよ) ★設問4 卵割様式を決めている要因を20字以内でかけ ↓ ↓ ↓ (考える) ↓ ↓ ↓ 答 卵割の妨げとなる卵黄の量と分布の違い ★設問5 程度の差はあれ卵全体が卵割を行う「等割・不等割・らせん卵割」と、卵の一部しか卵割を行わない(卵黄だけの部分が残る)「盤割・表割」をそれぞれ総称して何と呼ぶか? ↓ ↓ ↓ (考える) ↓ ↓ ↓ 答 「等割・不等割・らせん卵割」ー全割 「盤割・表割」ー部分割 ★設問6 同じ盤割する卵でも、魚類の卵が、ハ虫類・鳥類の卵と異なる特徴を書け ↓ ↓ ↓ (考える) ↓ ↓ ↓ 答 動物極側に突出した細胞質部分がある。 ★設問7 表割が他の卵割と異なる点を述べよ。 ↓ ↓ ↓ (考える) ↓ ↓ ↓ 答 卵黄部分で核分裂が置き、それが表面まで移動し、表面で細胞質分裂がおきるので「核分裂」と「細胞質分裂」の場所が異なる。 |