■お盆の由来

日本では、仏教伝来以前から祖先の霊を迎える儀式が存在しました。
推古天皇の時代(606年)に、僧と尼を招き食事や様々な仏事を行う斎会(さいえ)が設けられ、これが現在のお盆の原型になったと考えられています。
その後、武家・貴族などの上流階級で催されるようになり、一般庶民に広まったのは江戸時代になってからのようです。
この時代には町人が財政力を持てるようになったため、仏壇の普及や盆提灯に使われるロウソクの大量生産とともにお盆行事が広く根付いたとされています。