■お盆の流れ

「お盆」は「盂蘭盆会(うらぼんえ)」を略した言葉です。
盂蘭盆会とはサンスクリット語のウラバンナ(逆さ吊り)を漢字で音写したもので、転じて「逆さまに吊り下げているような苦しみにあっている人を救う法要」という意味です。
お盆は、先祖や亡くなった人たちが苦しむことなく、成仏してくれるようにと、子孫が報恩や追善の供養をする期間です。

【お盆の流れ】
■13日:迎え盆(お盆の入り)
精霊棚や仏壇のお飾りとお供えは12日夕刻か13日午前中に済ませ、夕方に迎え火を焚き、先祖の霊を迎える。
また、縁側の軒先か精霊棚の前に吊るされた盆提灯に火を灯す。

■14、15日:精霊が家に留まっている期間
仏壇にお供え物をして迎え入れた精霊の供養をする。

■16日:送り盆(お盆の明け)
16日夕方、迎え火を焚いた同じ場所で送り火を焚き、ご先祖様の霊を送り出す。
地域によっては送り火ではなく、九州北部の「精霊流し」のような行事が行われる。